結婚を機に30代にしてポーランドへ移住。ただいま資産運用で海外早期リタイア生活満喫中。贅沢を言わず生活費月10万円を目指します。ポーランドと資産運用ノウハウ情報をお届けします。

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【嘘?】移住してわかった ポーランドは親日国というのは嘘【本当?】


ググってみればでてくるでてくる。「ポーランドとトルコは親日国。」日本にいたときはテレビでポーランドのことを紹介するときは何かと「親日国ポーランド」の肩書が。トルコは実際どうなのかはわかりません。そして必ずポーランドが親日である理由として以下のことが紹介される。

  ポーランドが親日国だと言われている理由

  1. 1920年、第一次世界大戦後、ロシア革命の内戦の中、多くのポーランド人はシベリアに拘留された。食料、医薬品不足の中、多くの人々が餓死、病死、凍死により命を落とした。当時シベリアにはアメリカ、イギリス、フランス、イタリアそして日本が出兵していた。ポーランドは孤児だけでも助けたいとそれらの欧米諸国に助けを求めましたが、その思いは届きませんでした。そして最後の望みをかけたのが日本でした。日本政府は救いの手を伸べる決断を下し、孤児を助けました。児童は日本へ運ばれ手当を受け、温かいおもてなしを受けたのです。そして全員が無事にポーランドに帰国していきました。
  2. 1939年9月、ドイツによるポーランド侵攻により第二次世界大戦が勃発。ナチスは民族浄化としてユダヤ人の虐殺を行った。迫害から逃げる為、ユダヤ系ポーランド人はリトアニアにある日本領事館に対し日本通過ビザを求め殺到した。その時日本領事館領事代理として赴任していた杉原千畝という人物がいた。杉原は外務省からの訓令に反して大量のビザを発給し、約6000人にのぼる避難民を救った。この時のビザは「命のビザ」として今も語り継がれている。
こういったことは本当に素晴らしいことで、救出された人々、またその家族の方々は日本へ好意を持っていても不思議ではありません。これらの理由により、多くのポーランド人は日本に対し感謝の思いがあり、またその思いが引き継がれ今でも親日国だと紹介されているのです。

  逆に日本を助けた国はどこかある?
ググってみました。どうやらスリランカがそうらしいです。戦争に負けた日本では、アメリカ、イギリス、中国、ロシアによる日本分割占領案があったが、1951年サンフランシスコ講和会議でスリランカ人のジャヤワルダナ氏の演説により、日本は分割統治を免れたという理由からです。みなさん知っていましたか?僕は知りませんでした。そして周りにスリランカに感謝している、好きだっていう人いますか?

  ポーランドで日本が好きって言っている人は
80%以上の割合でアニメ・漫画のサブカルチャーやビジュアル系好きの人です。テレビ見ててもわかると思います。そして今までそういったサブカルチャー好きが集まらないところで「日本大好き!!」という人は見たことがありません。上に書いてる理由で好きというのは聞いたことがありません。中にはいるでしょうけど。サブカルチャー好きはポーランドだけじゃなく、ドイツにも、フランスにも、中国にも、南米にもたくさんいます。昔中国に旅行へ行ったときなんかは電車の中で日本語で話しかけられたりすることもありました。

  なぜ親日国じゃないと思うか
まず、普通に暮らしていて日本のことを良く知っている人を見かけることがありません。僕が日本人だからということを知った後も、日本について色々知りたいという人もいません。ましてやシベリア孤児の話、命のビザ話が話題にあがることもありません。大多数のポーランド人にとって日本と中国は同じなんです。そして当然差別もあるわけです。普通に歩いているだけでチンチャンチョンと言われることもあります。わざわざ走っている車の中からも言われる時があります。妻と歩いているとからかわれることもあります。特に、観光地ではない田舎だと顕著です。暴力こそ振るわれたことはないですが、僕が一人で出かける度に妻はいつも僕のことを心配しています。サブカルチャーの影響で日本好きな人が多いのかもしれません。調べたことがないので割合は分かりませんが。ただ、テレビで紹介されるのはそういう日本好きな人たちばっかりだから親日国だという認識が広がっているのだと思っています。日本祭りの日とかにね。日本祭りなんてポーランドだけじゃなく、ブラジル、ジャカルタにだってあります。だからといってポーランドという国全体が日本に好意を持っていると言うのは間違っているのではないかなと思います。それを言ったら中国だって親日国って言えちゃいそうですしね。むしろポーランドはアメリカ好き好き国の様な気がします。パリに夢見た人が実際に行ってショックを受けるパリ症候群ではないですが、ポーランド症候群に陥らないように気を付けてください!!

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