ポーランドって実は医療費無料なんです!!知っていました?日本では健康保険に入っていても自己負担3割です。そして意外に病院に行くことって多いですよね?特に海外在住の場合、急に病気になったら大変です。在住している国の医療事情を知らない場合は入院費、治療費などいくらかかるか不安にもなりますしね。それではポーランドの医療事情について、紹介していきたいと思います。
ポーランドの健康保険
ポーランドでは日本と同じような国民皆保険の公的医療システムがあります。これをNFZ(National Health Fund)といいます。このNFZにはポーランド人の場合、職場、学校を通じて加入することができます。そしてポーランドで医療費タダで治療を受けるにはNFZに加入する必要があります。この公的医療保険の他、PZU、AXAといった民間の医療保険会社も存在しています。外国人旅行者、労働者が長期でポーランドに滞在する場合、PZUの保険に入ることも多いようです。
NFZについて
NFZは上記で少し書いた通り、ポーランド人であれば職場、学校を通して加入することができます。保険料は年間で3939.22ズロチからとなっており、年間保険料の月割額を毎月NFZに納入することになります。職場を離れることになった場合は、退職から30日後にNFZの効力も無効になります。
じゃあ、外国人は医療費タダじゃないの??
いいえ、そうではありません。以下に該当する人は医療費無料となります。
1.ポーランドで仕事をしている人
ポーランドで仕事をしている人は外国人含め、公的、もしくは私的の医療保険に加入することが義務づけられています。ただし、私的医療保険に加入している場合は、行きつけの病院施設がNFZとの契約を結んでいる場合のみ医療費無料となります。
2.家族がNFZに加入している人
僕はこれに該当します。妻が職場を通してNFZに加入している為、僕も医療費無料なんです。ただし、妻の職場で登録作業が必要になります。この家族というのは以下に該当する人です。
- 妻、もしくは夫
- 18歳以下、もしくは教育をまだ受けている26歳以下の子供。この場合、自分自身の子供、妻、もしくは夫の子供、養子、孫も当てはまります。
- 共に生活をしている両親、祖父母
3.難民
4.国際労働機関(Labour office)に登録している現在無職に人
これは日本からポーランドに来て職を探している人にとっては有用ですね。
5.聖職者
カトリック国家であるポーランドならではですね。
6.学校に通う全ての子供
7.拘留されている人
こうはなりたくないですね。
8.EU加盟国、もしくはEFTA加盟国(リヒテンシュタイン、アイスランド、スイス、ノルウェーで保険に加入している人)
EHIC(European Health Insurance Card)を持っている人が対象ですね。
無料だけれどこんなことに気を付けて!!
医療費が無料なのでものすご~く多くの人が大したけが、病気でもないのに病院へ行きます。その為、自分が治療を受けようと思っても何ケ月と待つことになることもザラにあります。設備も最新の物が揃っているとは言えません。建物も少し古く、室内も多少汚れているところが目につきます。また、いきなり病院へ行っても取り扱ってくれません。ポーランドには家庭医制度があり、まず、急病以外はその家庭医二診断してもらってから専門医や病院を紹介してもらいます。誰か身近な人ですでに医者の予約を取っている場合、申請書類を書くことでその人の代わりに診察してもらえることもできるので、緊急の場合はそういったことも考えた方が良いです。もちろん救急車も利用できます。電話番号は999です。僕もいざという時の為に電話番号登録しています。
診察を待てない時はプライベートクリニックへ
どこか体の調子が悪い、すぐにでも診察してもらいたい時は公的医療機関での診察を待っている暇はありません。私立医療機関(プライベートクリニック)へ行ってください。プライベートクリニックの場合、医療費がかかります。でも自分の命とは引き換えにできませんからね。ポーランド旅行中の場合なんかが該当します。医療費はヨーロッパ基準で高額となる為、海外旅行傷害保険への加入はお忘れなく!!また、海外旅行障害保険に加入していなくても、日本で国民健康保険に加入していれば、外国で行った治療を日本で実施した場合の医療費の7割を日本から支給してもらえます。ある手術をした時ポーランドでは200万円、日本では20万円だった場合、日本の国民健康保険でカバーできるのは14万円にしかならないので気を付けてくださいね。何より健康が一番です!!
No comments:
Post a Comment